生成AIの今後
2024年12月09日
ChatGPTが普及し始めてから、生成AIによる新たなサービスが続々と誕生しています。身近なところでは、あいさつ文の作成や資料準備などに活用され、一部では大学生のみならず小中高生の宿題の領域にも変化を起こしています。実際にChatGPTを使ってみると、単にプロンプト(ユーザーがCPに入力する命令・指示のこと)だけでは、自分で考えている(または調査・研究している)ほど高いクオリティの成果物が得られる訳ではないことに気付きます。作成された文章等もその用途に合わせて都度検証・修正していかないと、正直なところ相手に的確にこちら側の意図が伝わらないことが多く、当事者が普段から作成するものとは異なる印象を与えます。
つまり、日常的な相手との関係性を示すようなデータが入力されていないと、生成AIを活用しても有益なツールとしてアウトプットするには至っていないのが多くの方の現状ではないかと考えています。また、ペルソナ(persona;人格)とは商品やサービスを利用する顧客モデルのマーケティング概念であり、年齢・性別・住所・職業・役職・年収・家族構成・趣味・特技・価値観・ライフスタイルなどの実在する顧客情報に基づいた文章やキャッチコピーを作り上げることが出来るのかは、普段から自分の頭で考え、業務や情報に精通しておく習慣が生成AI機能を使いこなすコツだとも言えます。つまり、生成AIに頼らずとも営業力・企画力の高い人材がこれまで行っていたことを補助する仕組みであり、生成AIが優秀な成果物を作り上げるステップに組み込まれた1つの機能だと思います。
ある一例に過ぎませんが、接待ゴルフでは4人が同じグループで18H廻るため、必然的にビジネス以外の話題になることもあります。その結果、共通の趣味であったり家族のことなど普段なら知り得ない情報を得るチャンスであり、その場で無理に売り込みをしなくても次のステップへと進む大きなヒントが得られる可能性があるのです。