オフィス鴻

電鉄会社の不動産事業

2025年04月16日

編集人の自宅の周辺で大規模な不動産再開発が多く行われています。編集人が現居宅に住んでから30年以上経過しましたが、当時はまだ生産緑地がたくさん残っておりその周辺には土地がたくさんありました。この地域はある大手電鉄会社が開発を始めてから既に60年以上が経過しており、2世代程度が相続を行ったと思われる場所です。今回立て続けに大型再開発の話がまとまったようで、ある大学病院分院の跡地にタワーマンションを建てること、駅の上部およびバスターミナルを使った大学病院の建設と当該大学病院跡地にタワーマンションと高齢者向け高級集合住宅が建設されることになりました。

最初の大学病院分院は採算悪化により閉院することが決まったと同大学病院本院でアナウンスされていましたが、その影響で編集人が入院治療を受けている本院の病床が逼迫しているのですが、中には病院を高齢者保護施設と考えている家庭もあります。編集人は毎月1回は必ず外来受診をするよう主治医に勧められていますが、その理由には患者数の少ない難病の臨床経験を積むという役割も含まれています。そのため、編集人は必ず入院病棟内の他科の病床でも必ず治療が受けられるよう有償の病床を選択しており、特に大学病院で入院治療する必要がないのではと思われる高齢患者が無償の部屋に長期間入院していることにも関係がありそうです。おそらく分院は老朽化が進んでおり経営上新規建設には資金が不足していたのだと思いますが、本当に入院治療が必要な患者にとっては、分院からの入院患者受け入れによって不利益を被る結果となっています。

また、駅舎上層部とバスターミナルを活用した大学病院の移転新築工事も順番に建築・解体を繰り返して更に医療機器を設置していく必要がありますので、竣工までに4~5年はかかりそうです。電鉄会社も土地の有効活用と新たな再開発によって経営上のメリットは大きいようにも感じますが、各地で同じようなことが起きていると想像しています。