オフィス鴻

ネクタイの効用

2025年06月11日

最近はクールビズの長期化や在宅勤務などで男性がノーネクタイで仕事をすることが多くなってきました。編集人はネクタイとスーツは着る人の仕事に対する考え方が反映していると思っていて、30歳くらいの時から賞与の半分はスーツ・ネクタイ・ワイシャツ・カフス・靴・カバンに使ってきました。ネクタイのルーツは古代ローマの兵士が防寒のために羊毛を巻いたなど諸説がありますが、その後17世紀にクロアチアの軽騎兵が一種のファッションとして取り入れたことが現在に至っている説が有力なようです。

それではなぜ編集人が賞与の半分を投じて揃えていったのかをお話ししたいと思います。編集人は第一印象がビジネス成功の大きな決定要因となると考え、「初見の身だしなみ」でその企業・人物の評価が相手方からされるからです。今では100円ショップでもネクタイを買うことが出来ますが、スーツその他のツールとのフィット感という点では老舗や有名ブランドのネクタイは上品な光沢と柔らかさを醸し出しています。それが例え1本3万円でも必要と思えば購入していました。最近の若い世代とはファッションの世代間ギャップを感じますが、分相応の品を身に付けていれば「馬子にも衣裳」のように全体のバランスが良くなければ相手に与える印象も全く異なってくるのだと感じています。そのため普段から自分自身に馴染ませていなければならない訳で上記のような買い方をしていたのです。

アメリカの共和党は赤、民主党は青のネクタイを着用する議員・支援者が多いのにも理由があります。もちろんその起源は正しくは理解していませんが、2000年の大統領選で主要ニュースサイトは混乱を防ぐために共和党は赤、民主党は青に一貫性を持たせたことが認識が確立する起源だと言われています。実際に青は「冷静・誠実」、赤は「熱意・情熱等」のイメージがりますが、編集人は重要な場面では必ず青色ベースのネクタイを着用していました。その他にも緑は「平和・温厚」といったイメージを描かれることが多いそうです。