ワーキング・ホリデー
2025年01月30日
海外(主にオーストラリア)でのワーキングホリデーでは、英語が上手く話せず働く先もみつからない「日本人の難民」が昨年は多く生まれたそうです。当然、英語圏の方との競争になる訳ですから「英語を学ぼう」という理由だけでは働く先も特別な能力がない限り採用しないのは当然のように思います。夢だけでは生活できないことは理解した上の渡航でしょうが、どこかに「何とかなる」「この機会を逃したら・・」等の思い込みがあると脳が興奮状態になることもあり、冷静かつ客観的に判断することはとても重要なことだと思います。日本でも大学生が長期休暇(夏季・2~3月頃)中に海外旅行に行ったり、国内のリゾート(観光地)でアルバイトすることがあります。目的は「資金を貯める」「就業を経験する」「リゾート周辺での観光・レジャーを楽しむ」と言ったところでしょうか。
例えば、リゾート地では宿泊施設(寮)があり、食事も賄いがあるなど生活費が節約できる募集案件がある一方、離島などでは近隣にコンビニ・娯楽施設等がなく徐々に飽きてきてしまう方もいるようです。その他にも、リゾート地ならではの課題として人手が足りなければ拘束時間が長くなること、クレーマーの存在、人気の施設では求人数より応募者数が多く、時給も低めの設定されること、物価が意外と高いことなどが挙げられています。そのため、しっかりとした目的を持っていなければ、経験値も含めてその後に価値のあるアルバイトとはなりにくいケースもあるでしょう。ES(新卒のエントリー・シート)も従来はサークルのリーダーなどが評価対象になっていましたが、最近はAIで作成することもできるため採用企業側の採用基準も変わりつつあります。
編集人はリゾート地でアルバイトをした経験はありませんが、地方の求人情報を検索していると正社員でも年収が低い案件が多数ヒットします。また、エッセンシャル業界(宿泊・運送・飲食など)でも、慢性的な人手・人材不足を背景に様々な施策を打ち出してくると考えています。