最近のビジネスマナー
2024年12月17日
ビジネスシーンに於けるマナー本が数多出版されていますが、職種・業種・企業風土等による違いはあれど自分を売り込むツールの一つとして相手の目線で見た時にプラスに作用したとすれば、その方のマナーに対する選択は正しいのだと思っています。編集人は昭和生まれですが、30歳の頃から相手との信頼関係を築けるように1つずつスーツ・ネクタイ・靴・カバン・服飾小物(カフスなど)を揃え始め、商談するようにしていました。ただ、腕時計だけは皮膚感覚に異常が出るため殆ど着用していません。最近はROLEXが非常に高値で取引されていますが、慣れのせいか興味が全く湧かないアイテムの1つです。また、スマホの普及で時間を把握するだけならば十分ですが、商談中に着信音がなる設定にしていたり頻繁に目線を落とす方もいて、相手から見れば商談を一時的に強制中断することや真剣みに欠けると思う方が一定数いることも事実です。
同じように自家用車で商談に向かう場合、高級車で訪問すれば「御社は儲かっていますね」と言われるのが落ちで、特に値上げ交渉時などは一般的な社用車を使うのが理に適っていると思います。編集人が長年お世話になっている方も、得意先の方より高価に見えるものは身に付けないようにされていましたし、車も10年程度まで一般的な車両を使用されていました。ただ、相手が知っている趣味の範疇程度であれば余程のことが無い限り相手が不快な思いはしませんし、逆に商談を進める上での序章になる可能性もあります。結論的には年齢・役職・交渉内容等によってビジネスマナーを弁えてさえいれば問題ないと考えています。
クールビズや在宅リモートの普及、スタートアップ企業などで年間を通してノーネクタイというスタイルも受け入れられる時代になってきました。相手が不快に思わないTPO(Time(時)、Place(場所)、Occasion(場面))を使い分け、服装、言葉遣い、立ち居振る舞いなどは押さえておきたいポイントだと思います。