ギャンブル依存症
2024年11月27日
「ギャンブラーズ・アノニマス」というギャンブル依存症患者がための自助グループがあり、アメリカではオンライン・スポーツ賭博(メジャーリーグ大谷翔平選手の通訳もそうでした)への依存者が中心だそうです。また、日本では約200のグループがあり互いの過去の経験や現在の状況を語り合うことで、普段の生活では言えないことをミーティングで自ら語り、自分の中にあるもやもやとしたものを全部解き放つための12ステップのプログラムが存在しているそうです。まずは自分のギャンブル依存をミーティングに通い続ける事で止めることから始まり、ギャンブル依存症である自分自身の生き方の問題点に目を向けることで依存症から抜け出す活動とのことです。
日本ではアルコールやニコチン依存症、薬物中毒などに陥った方が自主的に集まりに参加して自分を見つめ直すことで依存症から脱却する治療法があることは編集人も知っていましたが、最近では専門性の高い医療機関(神奈川県の国立病院機構久里浜医療センター等)も増えています。アメリカでは州法で合法化されたスポーツ賭博による業者の収益に課税することで新たな収益源を得る行政とのWin-Winに近い関係性があると言いますが、多額の負債を負うことに巻き込まれた家族にとっては自己責任だけで済まされない深刻な問題であることも事実でしょう。
財務省のHPにはIR(Integrated Resort)誘致により、カジノ施設のほか、ホテルや劇場、国際会議場や展示会場等のMICE施設、ショッピングモール等が集まった複合的な施設を指す統合型リゾートを導入できるIR整備法により、大阪市での万博跡地等での整備計画が認定されました。編集人の住んでる政令指定都市では、大きな反対運動が起こり推進派の現職市長が選挙で敗れました。2030年には訪日観光客数が6千万人を上回るという予想があり、カジノを主目的とした旅行者ではなく宿泊費、飲食費、買物代等のインバウンド需要を喚起する経済効果を期待します。