東洋医学と西洋医学
2025年05月25日
医学には大きく分けて東洋医学と西洋医学の2つがあると言われています。例えば漢方薬や鍼灸治療などは東洋医学の分野であり、一般の病院で治療を受けるのは概ね西洋医学と区別されることが多いようです。医師の中にも東洋医学と西洋医学を両方扱う方がおり、編集人もクリニック等で治療して頂いたことがあります。あくまで編集人の個人的な感想ですが、東洋医学は徐々に体調を調えていくこと、西洋医学とはエビデンスを基に早急な治療を行うことくらいしかイメージがありません。そのため、この違いについていろいろな文献から網羅的な区分を調べてみました。
まず東洋医学とは古代中国医学から発展した医学のことで、宗教・哲学的な観点から体の不調を内側から治療したり、未病(予防医学)を指すようで、何となく編集人の思っていたことと一致していた感じです。そのため東洋医学は内科的診療として鍼灸・手技(たぶん按摩やマッサージの類)・漢方などで時間をかけながら症状を改善していくそうですが、地域・気候風土・生活習慣なども関係しているのかも知れません。日本でも江戸時代の時代劇に薬を飲むシーンが多くありますが、これも見方によっては東洋医学に属するのかと思います。編集人も鍼灸・漢方薬を処方されたことがありますが体質によっては合わないこともあるそうで、いわゆる副作用がでた時点で中止・変更していました。
一方、西洋医学は、古代ギリシャ・ローマで発達した対症療法医学で、一般的な病院やクリニックで先進技術・機器を用いた診察や治療を行っているそうで即効性を重視していると言われています。日本には歴史の授業で習ったフランシスコ・ザビエル(オランダ)やシーボルト(ドイツ)が日本の西洋医学の基礎を築いたとも言われており、良く病院の検査等で使われるMRI・CT・レントゲン・血液検査などもその流れを汲んでいる一種の外科的な治療法のようです。即効性が高いことは患者の苦痛を取り除いてくれる非常に有効な治療ですから、日本でもメインは西洋医学のようです。