オフィス鴻

透析治療

2025年05月22日

編集人は難病治療のため、年1回は血液浄化療法(血漿交換)と血液製剤の点滴治療(グロブリン静注)を続けて行って頂いています。その理由は、1回の入院で最も効率的かつ短期間での治療が可能だからなのです。透析専門のエリアは1度に20人程度が人工透析を受けられるようになっていますが、その多くは腎臓病によるものが多く編集人の治療機器は4~5台しかありません。そのため、主治医が最短期間で治療が終わるようにと入院前から治療枠を確保してくれるため非常に有難いと感じています。実際に、編集人の受けている透析治療は1回で4~5時間程度かかるため、常に医師・看護師・医療技術者が10分置きに様子を見てくれます。この治療は体力の消耗が激しく昼食も摂れないため、1回の入院で5kg程度体重が減ってしまします。

編集人の罹患している難病は日本でも罹患者数が非常に少なく、その中でも重症だと医師から告げられています。罹患原因は遺伝によるものだそうですが、決定的な完解治療法はなく、患者さんによっては1度の治療で通常の日常生活を送ることが出来る方もいるそうです。編集人の場合は特殊な症状が発現することもあり、そのたびに数人の医師が病床に来て下さり症状について学んでおられるようです。また、透析や点滴に使う医薬品(血液製剤)も非常に高価なもので、間違いが無いよう厳重に管理されています。因みに1回の治療では数十万円の薬剤・医療費が必要とされています。

ただ、その血液製剤も稀にアレルギー症状を発症することがあり編集人も4回程発症しました。献血してくださる一般の方の善意でこれらの血液製剤は製造されますが、最近は献血者数(日本は人口減少なので致し方ありません)も減少傾向にあり、海外から輸入されることもあると言います。ただ読者の方に勘違いして頂きたくないことの1つに、生活習慣病(習慣)により透析を必要としている患者もゼロではありませんが、延命に対して感謝する患者も多いと言うことも知って頂けたら幸いです。