オフィス鴻

COFFEE TIME(福岡空港)

2025年06月06日

昨年鹿児島大学での難病治療のため羽田空港からの直行便を使わずに、福岡空港経由で九州西側のショート・トリップをしてきました。現在福岡空港は新たな2本目の滑走路を使用した運用が始まっていますが、周辺住民との協定により運行時間に制約があることが知られています。もし運行時間中に着陸できなければ北九州空港(国際線もあります)を代替使用するか、または発空港(羽田発なら羽田へ戻る)へ引き返す措置が取られています。日本でも大都市に分類される福岡ですから、24時間運用に対して要望があることも事実の様です。

国土交通省に試算では、安全性を担保するためには現在の1時間当たり38便から2便増の40便体制が限界とのことです。そのために新たな滑走路建設費用を考えれば、当然費用対効果の面で疑義があっても不思議ではないはずですが、なぜかその後の状況について触れているマスコミは見当たりません。そのように考えると日本各地にある1日数便しか離着陸のない空港(島嶼部を除く)を維持していく目的は、案外国防上の観点から政策的に整備されているのかも知れませんね。