オフィス鴻

COFFEE TIME (医療DX)

2025年02月01日

昨今、大手大学病院等で看護師等が薬剤を病棟まで搬送する業務について、ロボットを使用するケースが増えてきました。先日、編集人の主治医がいる大学病院でも初めて同ロボットが稼働しているのを見ましたが、薬剤運搬専門で資格のない方でも出来る業務から徐々に医療関係者不足への対応が行われているようです。編集人が調べた範囲ではトヨタ記念病院・松下記念病院などのIT制御技術を活用している事例や、慶応病院などでも導入されているようです。

外食チェーンの配膳タイプロボットも、あと数年すれば医療機関に補助的に導入(取り間違えや誤嚥防止など課題は多い)される可能性は高く、医療事故が発生しないことを前提として夜間保守・警備業務等でも導入されるものと思われます。まだ、ロボットの挙動はゆっくりしていましたが「(通行を)優先させてください」とアナウンスしながら運搬する姿を見ると、今後改善されていくのだろうと感じています。

また、外来患者の要望から医療待合室の利便性向上のためクラウドファンディングが行われていましたが、受付機・料金精算機のシステム更新に伴って新たな行列(使い方に慣れていないのが原因と思われます)が出来るなど、まだまだ課題も山積しているようですね。