オフィス鴻

アメリカでの体験

2023年06月19日

2000年にアメリカのシカゴとダラスに中間流通視察で訪れた際、シカゴのホテルとダラスのスーパーで実際にあった両極端な出来事を綴りたいと思います。

シカゴのホテルに滞在した時、21時頃にルームサービスをお願いしました。当日の研修資料の整理に追われており、夜食にハンバーガーとサラダ、シャンパーニュ(ボトル)をお願いしたのですが、ルームコールで「注文されたワインのボトルサイズは在庫切れですが、クォーターサイズならご用意できます」との連絡があり、「それではクォーターを4本にしてください」とお願いしました。ほどなくして料理と飲み物が届き、その場でbillを確認するとシャンパーニュはボトル1本分の価格と記載されていました。そこで、チップに料金の差額を加えた$150(請求は$100を少し下回るくらい)でサインしてスタッフに渡したところ、別途ワインペールと氷を用意してくれたり、クリーニング注文などまでいろいろと気を遣ってくれました。おそらく中南米系の方でしたが、大変喜んでくれたのを覚えています。

また、ダラスのスーパーで買い物後に駐車場に止めた車に戻ろうとすると、白人系の警備員と思わしき人物から銃(銃身の長さからマグナム)を向けられました。これは、Hold Upしないと命が助からないと思い、胸ポケット(腰回りに手をやると銃を取り出すと警戒されて撃たれる)に常に入れていた$50札を地面に置き、バンザイしながら目を離さずに後退してその場を離れました。幸いそれ以上のトラブルはなく、アメリカの人種差別問題や銃問題を現実に目の当たりにして、文化の違いについていろいろと考えさせられた出来事でした。