オフィス鴻

ゴールド会員≒上客という妄想

2023年11月08日

巷では、ポイントカードや提携クレジットカードなど、ロイヤルカスタマー獲得競争が起きているように感じます。ある飲食店オーナーの話では、PayPay が出始めの頃、決済手数料が無料のため導入したそうですが、コロナ禍での自粛の影響もあり想定していた1日の利用客数が思った以上に少なく、また現在は他のクレジットカード同様に手数料(2%以下のようです)がかかるため、退会したと話していました。また、申し込み審査の手軽さとポイント還元をアピールしている某クレジットカードは、他に比べて限度額オーバーで使えないケースが多いとも言っておられました。

ひと昔、ふた昔前なら、ゴールドカード所有はひとつのステータスでしたが、最近はさらに上位のブラックやプラチナなどが発行されるようになり、常に高額の購買をしたり年会費に見合ったサービス(コンシェルジュ、優先予約、ポイント交換など)を受けたい方以外は、一般カードでも限度額が使用実績に連動して高く設定(編集人の某銀行系クレジットカードは限度額が数百万円まで半自動的に引き上げられてきたので、殆ど使わないゴールドカードは解約しました)されるため、日常生活での不便さは全く感じません。また、与信審査がないポイントカードはその場で還元・値引き等のメリットがなければ発行せずに、普段の購買は妻のカードに全て集約しています。同じように都市銀行でも諸々有償化が進み、店舗・ATM数も減少しているので、振込手数料がかからず手続きの簡単なネットバンキングへと少しづつ切り替えています。

なお、顧客の囲い込み戦略として会員専用アプリを導入する企業も多いですが、緊急時対応(紛失、盗難、不正使用など)や手続きの煩雑さなどから、ユーザーオリエンテッド(顧客第一主義)の観点では名誉称号的な意味も併せ持つ航空会社のマイレージプログラム(近々、大きな規約変更があるそうです)に若干のメリットを感じるくらいでしょうか。