オフィス鴻

会議と生産性の相関

2024年02月18日

時間や場所の制約を受けずに成果を上げるには、いかに無駄を減らすのかという生産性最大化にあると考えています。実際に転職先で感じたのは、時間のムダ、移動のムダ、必要のない仕事のムダな部員が如何に多いかということでした。編集人は夜はほぼ定時上がりルールを自分で作り、その代わりに次の日の始業前(1時間くらい前の8時出社)には、全てのメール(緊急性のないccやBccはフォルダに格納)に目を通して極力シンプルに返信(レスポンス)していました。ただ、メールへのレスポンスのために7時出社するのではなく、通勤時間を含む始業までの3時間でその日の仕事の優先順位を決め、行動に移す準備をしておくのです。そして、その内容が重要だと感じたら、社内関係者の席へ出向き情報を収集した後、次の行動に取り掛かっていました

特に上長の判断を求めたり重要な報告の際には、メールを使わず上長の仕事の合間を見計らいながら「今、少し時間をいただけますか?」と言えば、余程のことが無い限りその日のうちに時間をとってもらえました。なぜなら、5~10分以内で報告・相談の主旨を伝えられないならば、自分の考えがまとまっておらず上長の時間をムダにするだけだからです。当然、最初から阿吽の呼吸で上長の時間を頂くことは難しいですが、何度かお願いしているうちに「何の件かな?」と言われるようになり一言二言でも主旨が伝えられるようになり、生産性と方向性の確実さはアップしました。

同じように、会議でも定例報告だけなら上長が出席を免除してくれるようになり、意思決定の場には出席していました。簡単に言えば、議題への意見(賛否を含む)と決定された事項(誰がいつまでにやる)を議事録(取締役会でなければ会議メモでも良い)に簡潔に作り、当該会議の1時間後には参加者にA4用紙1枚程度にまとめたもの(メールは補助の位置づけ)を渡して、確認・ニュアンスの修正すれば、その後のアクションプランとして機能するからです。