オフィス鴻

知らない土地での飲食店探し(1)

2023年05月13日

「孤独のグルメ」と「新居酒屋百選(太田和彦氏)」は機会があれば視聴する数少ないTV番組です。特に松重豊さんが貿易商井之頭五郎役の「孤独のグルメ」は、提供される料理の幅が広く、また決してリーズナブルなものばかりとは限らないので、よりお店と料理への興味と親近感が沸いてきます。

最近はグルメサイトやグルメ番組などで飲食店を調べられますが、編集人は井之頭五郎に近い選び方をします。店先でインスピレーション(直感的な波動)を感じたら、ピーク時間帯を少し外して伺います。お店の方にお勧めを伺ったり、他のお客さんの注文を真似ることで自然とお店の特徴が掴めてきます。また、ホテルや専門店では、注文時に食材、調理法などを教えて頂くと、上席のスタッフに交代することが良くあります。もしそのお店との相性が良いと感じたなら、2週間以内に予約を入れて再訪しています。これで顔と名前を覚えていただけると、一層親近感が増し、そのお店を自分の好きな飲食店リストに加えることができます。

さて、このインスピレーションですが、仕事の場面でも頻繁に出くわします。例えば、企画を練っているとき、風呂(シャワー)に入っているとき、電車の移動中など様々です。その源はインプットされたたくさんの良質な情報を脳内から引き出し、色々な物事に触れて刺激を受け続けることが重要で、普段から情報アンテナの感度を高めるようにしています。仕事でもプライベートでも、インプット量が少ないとアウトプットに幅や厚みが出てこないので、同じ時間を過ごしても、同じ研修を受けても、同じものを食べても、その人の感性や習慣次第では、仕事や生活の質(QOL;quality of life)に大きく影響するのだと思います。