オフィス鴻

障害者グループホーム

2024年03月04日

大手事業者である「恵」で、自治体が交付する報酬(給付費)の不正請求や入居者への食材費過大徴収が明らかになりました。また、この運営会社は事業拡大のために経験・知識等のない従業員を現場に配置した結果、不適切な対応や個々の利用者に対する不十分な支援、さらに虐待行為や事故まで起こしていたと報じられています。介護業界に限らず、十分かつ必要な知識・経験のない従業員を配置することはトラブルが発生するリスクが非常に高いことは知られています。この事業者の問題は介護報酬が高い重度障害者と、社会的接点が少なく親御さんが将来を案じ直接トラブル(主に虐待行為)を通報できない知的・精神障害者を受け入れることや、キャパシティオーバーを認識しながらも入居者や訪問介護を受け入れる企業体質にあったように感じます。

一部の従業員や利用者から複数の自治体への通報で発覚した事案だそうですが、実際に施設内での不手際による死亡者や薬の取違なども発生していたそうで、障害者の人権を無視した行動・言動なども日常茶飯事だったと言います。もちろん、法律に則って障害者介護を行う施設の方が圧倒的に多いとは思いますが、多かれ少なかれトラブルはつきものです。編集人は、年齢の関係(65歳未満)から介護施設を利用したことはなく、自分の父親に入居してもらった施設のことくらいしかわかりません。ただ、偶に訪問すると「なんか嫌なこと(問題)があったのかな?」と言葉は話せなくても何となくわかるものです。そのため、全ての施設(3か所)では実際に虐待に近い行為があったようで、会いに行くといつも涙ながらに家に帰りたいと訴えていました。最後の施設ではその不満について相談したところ改善されたようで多少安心しました。

今後、介護が必要な方が増えてくることは想像に難くなく、施設入居が周囲の親族等の精神的・肉体的不安を和らげることは非常に有難いことだと頭が下がる思いです。介護現場で働く人へは非常に感謝していますが、経営者の理念とビジョンが具現化された施設が増えることを期待したいと感じます。