オフィス鴻

飲食店とソワニエ(1)

2023年05月06日

ソワニエとはフランス語で「お店が大切しているお客様(上客)」を意味するそうで、接客担当者(ギャルソン)は身なりや所作、お店への配慮など、それぞれの飲食店ごとの判断基準を持っているそうです。

あるお店のオーナーシェフにお聞きしたところ、そのお店ではソワニエが来店すると店内の従業員間(フロア・厨房)で一斉に情報の共有を行い、料理や飲物の提供タイミングに気を使ったり、メニューにはないレコメント料理の情報をお客様にお薦めすることもあるそうです。また、高級ホテル等での飲食ではお客のオーダーの仕方や所作などから、接客担当がソワニエと同レベルのサービス提供をして頂けることもあるようです。つまり、お店の魅力を従業員とお客様が相互に高めあえることが出来るならば、ある意味ソワニエなのだろうなと感じています。例えお客様が著名人や社会的立場の高い方、来店頻度の高い方、高額な支払いをされるお客様であっても、その飲食店にとってのソワニエと判断するとは限らないとも話されていました。

編集人が大切にしている飲食店とは、「サービス(飲食提供)のプロ」と「サービスを受ける側(お客)のプロ」の程よい関係性の心地よさだと思っていて、飲食業比較サイト等での評価の良し悪しは参考程度に過ぎないと考えています。また、日本にはミシュランガイドに掲載されている飲食店は、2023年東京版では400以上あります。もちろんmichelin掲載基準や調査方法は公開されておらず、勲章的な意味合いで掲載を素直に喜ぶ経営者がいる一方で、一見さんの予約集中で常連のお客様の来店に支障がでるため、行きつけにしていた銀座の日本料理店は掲載をお断りしていました。