オフィス鴻

アグリゲーターの職業的魅力

2023年04月14日

編集人が「アグリゲーター」という働き方を知ったのは「知られざる職種 5年後に主役になる働き方(日経BP社:柴沼俊一、瀬川明秀共著)」や「新しい働き方(東洋経済新報社:リンダ・グラットン著)」でした。それまでは、経済的に叶わなかったMBA題材を中心にや哲学、歴史、宗教、心理学、数学・統計、未来の世界予測などの書籍を読み、絶えずリスキリングしていました。また、身体障害による行動制限の中でも、身体が少しでも動く間は、まだ社会の役に立ちたいとの想いは日々募ります。

さて、アグリゲーターという働き方・職務を要約すると「アグリゲーター(aggregator)とは、組織の枠にとらわれず、自分がやるべきことを見出し、どんな環境下でもやり抜くモチベーションを持つ次世代の働き方をも併せ持つ自由に活躍する人材のこと」で、企業が新商品やサービス開発を検討する時、社内外の人材やモノ、技術などを集結・調達して、仕組みづくりと正しい結果を出す人材と定義されています。ここまで、1つの専門性や一般的な人事ローテーションに左右されず、兼務により経営の端くれとして仕事ができたことに感謝するとともに、自分の今後の生き方(存在価値)を見直すきっかけとなりました。

また、プロフェッショナル(特定分野の知識・技術に精通した)人材とは異なり、複数分野での専門性への理解力、ビジネス企画力、プロジェクト管理能力などが求められます。「社内外の多様な能力を掛け合わせ、徹底的に差別化した技術・商品・サービスを最短スピードで開発、ビジネス化できる人材」と定義すれば、今後多方面で必要とされる魅力的職業だと考えています。今後は、身体障害があってもリモートワークや新IT技術(生成AI)との相性がよい仕事としてこれまでの人脈を活かしながら取り組んでいくべく、徐々に準備を進めているところです。