オフィス鴻

サービス業経験の尊さ

2023年12月04日

アメリカのドキュメンタリー番組「ワーキング~社会を創る、“働く”の景色」がNetflixで話題になっているそうです。

第1話のテーマは「サービス業で働く人々」。アメリカの元オバマ大統領は、高級老人介護施設やアイスクリームショップで働いた経験があり、ご家族にもサービス業での就業経験を勧めたそうで、「たとえその時に理不尽さを感じたとしても、自分がサービスを受ける側になったときに、働いている人への敬意がもてるようになる」、「1日の多くを時間を仕事に費やす現代社会では、楽しくない場面でも人の役に立ち、後々どのような職に就くにせよ、その経験全てが良い仕事ができることにつながる」と話されていたそうです。

編集人も、サービス業での就業経験はコミュニケーションの本質に触れることができる貴重な機会だと考えています。その理由は、他人との触れ合いの中で相手の感情を喚起することができ、それが「伝わった」時に人の心を動かせたという喜びに似た感情が生まれるからですが、自分自身が何かを感じ取る努力をしない限りは、単なる時間の切り売り(時給の仕事)にすぎませんね。

また、2015年から開始された不満買い取りサービス(Insight tech)では、「(利用する人の)声が届く世の中にする」ことを目指しているそうです。人々の不満をくみ取ることは非常に難しいことですが、不満に対する要望や提案が具体的に記載されていれば高いポイントとして査定され、マーケティングに生かすそうでます。「不満(マイナス)」を「価値(プラス)」に変えることで、生活者の不満とその裏側にある期待から画期的なアイデアや商品が誕生するのなら、買い取る内容に価値が生まれる「不便の解消」のビジネスモデル化の成功事例の1つだと思います。