オフィス鴻

上級職との対人関係

2024年05月07日

共感力の高い上司に恵まれると、その部下は企業内で働くにあたって非常に満足度や忠誠心が高くなり、経験上組織や従業員が大きな価値を生み出しやすくする傾向があると言われています。もちろん、その企業が属する業界によって求められるリーダー像は異なりますので、あくまで一般論として組織自体の雰囲気が悪いと感じたならば、それは思いやりや礼儀・礼節に欠けた上司の存在が関係している可能性も否定できません。そのため多少クセが強い従業員でも企業に大きな利益をもたらすならば、ある程度までは我儘とも思える言動でも許容されることが多いように感じます。しかし、ある一定のポジションまで上っていくと経営層に近い同僚・上司との関係性が必然的に生まれてくるため、それまでの人間関係のあり方や態度のままでは周囲への悪影響が災いして、協力を得られずに孤立することも考えられます。

周囲の従業員から嫌われるタイプの上級職には、横柄・傲慢な態度、自分勝手な嫉妬・嫌味、他人の感情への配慮不足、非客観的、他責・言い訳、知ったかぶり、自ら行動を起こさない、部下の手柄を横取りするなど自分勝手で分別のない言動によって組織内で協力を得られない方もいるように感じます。編集人もなぜこの人が上級職(部長、役員)になれたのか疑問に思うことも多々ありましたが、例えば失敗しない(チャレンジしない)こと、茶坊主(権力者に媚びる)の登用、ウソ(虚偽)の報告の裏付け調査しないなど、その企業文化とトップの考え方なのだと思うようにしていました。それでも、1度だけ内部統制違反(ガバナンス不全)を繰り返す上司に対してどうにも我慢ができずに、いずれ経営層が判断するだろうと15年間勤めた企業を退職したことがありました。最終的には編集人が退職して暫く経った頃、別の問題を含めて上級職として適任でないことが経営層に判明して退職したと風の便りに聞きました。

今では「他山の石以て玉を攻むべし(中国の詩集「詩経(しきょう)」)」として、他人の誤った言動を自分の成長につなげられるようにと、いつも心の片隅で思いながら日々過ごしています。