オフィス鴻

仕事を徹底する着眼点

2024年04月09日

編集人の仕事(働き方)への重要な考え方として、「ゴール(成果物)に至るまでのタスク管理を時間単位かつ優先順位をつけて行う」「その日できる仕事は午前中に済ませ、翌日に持ち越さない」「知らないことは専門家に頭を下げてでも聞く」「他人が簡単に真似できない仕事に取り組む」「1人で深考できる環境を作る」などがあり、時折このブログ内でも触れてきました。特に朝の時間の使い方、1日の振り返りの文書化(メモで十分)、リフレッシュはとても大切にしてきました。これまで所属してきた全ての組織で「これくらいで大丈夫」という仕事への妥協(無駄な作業とは異なります)をしなかったのは、徹底した仕事をすることが相手との信頼関係強化と自分の力量を高めることになると信じていたからです。

もちろん、他人が嫌がる仕事を押し付けられることも多かったのですが、自分の仕事のスタイルの根本は変えずに、その時の状況に併せて微調整するようにしていました。具体的には、A4用紙1~2枚に自分が思ったことをオキナ社が製造販売しているProject Paperに青色の水性ペンで書き出し、課題やタスク等を整理してから仮説と解決策をたて、その後現場の実態との検証作業(答え合わせ)を行うことを繰り返すことで、殆どの課題は複数の解決方法を経営層が納得できるレベルで伝えることができるようになりました。その根底には、相手を知りその場に応じた言葉を選択すること、言い方を変えれば事実(ファクト)を正確に把握した上で推敲を重ねた言語化によって相手に本当に伝えたい内容として凝縮することが、最短時間で仕事を進める上で最も効果的だとの考えに基づいていました。

また、ついついあるべき論や正論・常識などのロジカルを前面に押し出したくなる時もありますが、ドラえもんのポケットに入っている道具や手塚治虫氏のマンガのように論理的にはありえなくても「できる可能性への発想」をしている従業員がいれば、今は技術的に無理でも未来(タイミング)がくれば成功する新ビジネスモデル構想を練ることが必要な時代だと思います。