オフィス鴻

仕事を進めるコツ

2024年03月26日

編集人は、現役時代(今も病気が完解すれば、すぐにでも仕事復帰したいです)には、自分や家族との時間を大切にしながらも、労働法違反ぎりぎりの水準まで仕事をしていました。もちろん、失敗経験も数え切れず、相性の悪い上司にあたったり、他従業員や会社不祥事の後始末を内密にすることもありました。その中でも、自分自身でいくつかのルールを作りながら、仕事の遅延と失敗が最小限となるように行動していましたが、役割柄随分といじめられたり、堕とし入れられたりしましたが、そこから学んだことも多く、その後の社会人人生に大きな喜びと自信をもたらしてくれました。

その中の1つに、マルチタスク(複数の業務を併行的に行うこと)の弊害である遅延・ロスタイム発生を乗り越えることへの対策がありました。簡単に言えば、上長(殆どが代表取締役か役付役員の指示)が数か月先に自分に指示するであろうことを事前に資料として揃え、1/3程度まで進めておくことです。ここまで準備してあれば、多少の修正を加えながらも上長の求める成果物であるかが判断できるのです。仮に方向性が異なれば、その内容の違いを説明してもらうための材料にもなるからです。そうすれば、マルチタスクでも確実に1つずつ仕事を完了させられるため、自ずと達成感を味わうことができます。

もう一1つは、大小問わずミスをしたときには当然落ち込みますが、出来るだけ早く気分を変えてミスに引きずられる時間の無駄を減らしていました。そのためには、ミスが発覚したときにはその場でミスの原因を突き止めて反省し、改善や修正にすぐに取り掛かることでした。今自分が進むべき方向性と問題をシンプルにして判断すること(仕事の本質を理解しておくこと)を常に習慣づけておけば、関係者への最低限の配慮さえあればミスに対して無駄な時間を費やすことは最小限で済みます。なぜなら、目標(ゴール)が明確に定まっているため相手の顔色を覗う必要はなく、手段・方法は違う可能性はありますが臨機応変にその場を乗り切れる材料があるからです。