オフィス鴻

他業界を知る経験・価値

2023年11月03日

コロナ禍で緊急事態宣言が発令された後は外出自粛・海外渡航制限等により、日本の航空業界は大きな経営面での事業継続リスクに直面し、一部職種を除いて報酬削減や自宅待機等を余儀なくされました。特に、CA職は運行減便等により乗務勤務自体が殆どなく、普段から自宅待機時間が決められているとは言え乗務は激減していたようです。その中でも他社への出向を含め、CAの接遇技術等を活かした業務を選択する制度があるとの報道が当時ありました。

具体的内容はあまり覚えていないのですが、一部のCAは系列の機内食を体験できる国内飲食施設で給仕サービスを行い、旅客機とは異なる新たな発見の連続だったと発言しておられました。また、報道番組に出演されていた方の勤務先へは多くの応募(希望者)があったとのことで、そこでの経験や知識・知見が航空機内外でも新たな価値を生み出すことに繋がれば、機内サービス・保安業務など航空業界でも通用する貴重な経験であり、企業の貴重な財産だと感じます。会社勤務の方ならある程度の年齢に達した後に片道切符の出向となる場合も多く、また定年後は転籍となるケースもあり、新たな職場・職務や人間関係構築(組織に溶け込む)の苦労にも参考になりそうです。

現在では、人的移動がほぼコロナ前までの水準に戻りつつあり、その方もおそらく元のCA業務に戻られていることでしょう。編集人もセカンドオピニオンの医師が勤務している鹿児島まで3回ほど1回目の緊急事態宣言解除後に日本航空・ANAを利用させて頂きましたが、時期(年末近く)のせいかほぼ満席での運航であり、介護のため同乗した妻も編集人が入院治療している間は一旦自宅に戻って退院時に迎えに来てくれましたが、やはり搭乗率は高かったようです。すでに人気職種のCAの正社員化、新卒採用が再開されており、もし編集人が今後人事・研修を担当することがれば、業種の垣根を超えて、他社での勤務経験をプログラムに入れてみたいと思っています。