オフィス鴻

文字から透ける人間性

2024年04月07日

最近はSNS等の発達や業務支援ソフト等の導入で自筆で書く機会がめっきり減少していて、昭和世代では一番字を書く機会は年賀状だったという方も多いでしょう。以前、字が下手というより汚く見える部員がおりましたが、最近の医学研究で日常生活に支障はないものの文字や図形の認識が難しい疾患(発達障害の一種だそうです)があることが徐々にわかってきていると言います。殆どの業務文書はPC等で作成できるので大きな問題にはなりませんが、編集人は礼状や簡単なメッセージなどは極力自筆で認めるようにしてきました(過去形なのは難病疾患でペンが持てないことがあるためです)。

ここでは、自筆かどうかよりも綺麗な自筆文字や個性的な達筆に触れるとその方の人間性の一部が感じられることで、その後の人間関係性構築に少なからず影響してくる可能性があるとお伝えできればと思っています。特に限られた字数(A4用紙1枚以内かメッセージカード)の中ですから、キーラインとなる言葉選びには多くの推敲を繰り返します。この繰り返しが出来るようになるには相手の考えや想い等に寄り添い近づくことが必要で、打合せ・会議やプレゼンでも自然と自分の言葉で伝えたいことを相手に時間を取らせることなく文章や言葉で適切に表現できるようになってきます。言い換えれば、相手の立場や感情を理解すると言うことでしょうか。

もう1点、ビジネスシーンや日常生活でのコミュニケーションに共通していることの中に台本作り(ストーリー性)があると考えています。具体的には要点を簡潔に整理してテーマを1つに絞り込むこと、具体的かつ相手が興味を示すとっておきのエピソードを交えること、そして先述のキーワード(キーラインメッセージ)を文字として書き出しとことん追求して絞りこんでいくことです。その上で、ある程度納得がいくものができたら声に出してみて、もししっくりとこないようであれば再考を繰り返す地道な作業を繰り返します。ここでも付箋(ポストイット)に書かれた自分の文字が、その時の感情を表していることに気付くのだと思います。