オフィス鴻

柳井正氏の言葉(後継者)

2023年12月19日

日本経済新聞(2023年8月)に掲載されていたファーストリテイリング柳井会長兼社長のインタビュー記事に興味深い言葉がありました。

「海外の現地事情(ニーズ・商習慣)に精通する人材と日本人のチームで最適な運営体制を作ること」

「進出先の国で、海外の人にどんな良いことができるのかを考える」

「危機感(本気さ)を持たないとゆでガエルになる」

良く聞く言葉ですが、自問自答するとその含蓄の深さ(自身の力のなさ)が身に沁みます。知的好奇心があり会社を良くしたいと思う従業員、自分の職責以外であっても全体最適で考え仕事を実行できる従業員、会社の考えに共鳴してくれる従業員が会社のリーダー役として育つまでには時間がかかります。また、何度も失敗を繰り返した中から妥協しないで無二の価値を生み出せる力がないと、価値を高めた商品として世の中に問うた時、消費者の支持は得られないともありました。

マスコミ等では年収の大幅引き上げが話題になりましたが、GAFAを筆頭とした年収数億円の専門職でさえグローバル流でない人材(アメリカ流)もいると話し、「成長しなければ死んだも同然」と後継社長2名を更迭して最近新たな後継者を指名するなど、その経営哲学の中に日本の将来の姿についての「展望」と「夢」、そして「危機感」を見たような気がしています。