オフィス鴻

転職市場と自分の価値

2024年04月10日

一般論として「自分の市場価値」とは何をベースにして評価されるのかについて考えてみました。大まかには、市場原理に基づいた需給関係によって評価基準は常に変動していると考えています。例えば、余人をもってしても代わりが利かないという希少性の高さ、必要とされる保持スキル、人間的魅力、将来性への期待、そして業種・業態に依らずして転職先でも成果を上げることが出来る再現力などが大きく関連してくると思います。

また、新卒配属後から転職サイトに登録する転職希望者(元々希望企業ではない、社風があわない、配属先が希望と異なるなど)以外にも、有名大学出身・高学歴で、皆が知る超大手企業に所属する方の中にも転職を希望される方が一定数いるといいます。最近はスタートアップ企業への転職を希望される方も多く、転職目的は「やりがい」や「昇進・昇給の早さ」、最近は「ゆるさ・ホワイトさ」などを否定的にとらえるなど人それぞれと言ったところでしょうか。CM等でハイクラス転職(30歳前後で概ね7~8百万円以上を指すようです)を謳う転職マッチングビジネスにあおられている面も否定できませんが、最終的には企業と人のマッチングですから先程の需給関係とのタイミング、必要とされる能力・スキル、そして人間性(人格)が最も重要な要素になると思います。その上で、求職者のアピールが個人の実力(企業の看板等に依存していない)ではないと求人側が判断すれば、業績・成果の再現性などの面から採用に至らないことも十分に考えられる訳です。

なお、一般的な紹介手数料相場は年収の30~40%程度(上限は50%)と言われていますが、厚生労働省は2021年の有料職業紹介手数料が1成約当たり平均84万円だと発表しました。今後は特に介護業界などの人手不足が顕著な業種で、半年以内の早期離職には紹介手数料返戻(平均42万円)を求める認定基準(成約回数で稼ぐような悪質業者を排除)を設けて、働き手に正当な処遇が与えられる仕組みへと改善する方針のようです。