オフィス鴻

合成麻薬

2024年11月26日

最近は、大麻や覚せい剤とは異なり、法律違反とはならない分子構造の似た合成麻薬が街中でも手に入れられます。また、法律で規制しても次々と分子構造の異なる合成麻薬が誕生しているそうで、日本以外でも西アフリカでは人骨を原料とした合成麻薬「KUSH(クシュ)」を求めて墓荒らし等が頻発しており、死者も増加傾向にあると言います。日本にもKUSHはあるそうで、人骨成分は含まれていないと言うことですが危険ドラッグであることに変わりはなく、依存性の高い向精神薬に分類されています。一部には医療行為以外に大麻を合法化している国や州・地域もあり、日本でも治療目的として大麻を解禁する活動をしている団体もあります。

また、東洋医学・西洋医学をベースとした医療を社会保障制度の下で受けられる日本では、以前から怪しげな民間療法に頼る患者も実際にいるものの世界でも非常に恵まれた医療環境があります。それでも違法薬物に手を出す方が絶えないと言うことは、ストレス発散や一時的な快楽、一途の望みを託して詐欺的だとわかっていても求めざるを得ない要因があるとも考えられます。ただし、医師から処方された薬が全て副作用がない訳ではありませんし、赤麹による健康被害などをみればサプリメントも完全に安全性が担保されている訳ではありません。特に向精神薬・不安薬や睡眠導入薬などは依存性が高いとされており、医師の指示に従って正しく服用することが重要で勝手に自己判断で服用方法を変えないように注意喚起が行われています。

なお、医薬品の研究が加速度的に進んで行く過程では、多少のリスク(危険性が否定できない成分)を承知の上で患者が希望すれば使用可能な医薬品も多くあります。実際に、様々な薬を試してみて最も効果があるものについては患者の個人差があり、編集人も入院中に複数の医薬品を試してみて最も相性の良いものを医師が処方してくれます。その場合には必ず重篤な副作用が出ないかを確認するため、原則入院治療中に行うことになります。