オフィス鴻

移住先での振舞い

2024年03月12日

都会で育ち(出身は山手線の大ターミナル駅の近くです)、学業・仕事を中心に暮らしを続けてきた編集人ですが、30歳の頃(結婚して間もなく)から将来は東南アジア(マレーシアの都市部近郊)への移住・起業を前提とした視察(観光を含めて30回ほど)を続けてきました。現在は病気療養中のため中断していますが、いずれ再開したいと考えています。

「郷に入れば郷に従え(When in Rome, do as the Romans do)」との言葉がありますが、日本国内の現住地でも文化・習慣や考え方の違いを肌身を持って感じることが多々あります。また、週末の夕方に放送される某TV番組で、母親の生まれ育った福島県にある限界集落(隣家まで数キロあります)での話題が取り上げられおり、偶々なのかもしれませんが良い部分だけが切り取られて編集され放送されているように感じました。定年後や役職定年などの区切りを境にしたり、若い人達の間にも趣味や人生観、あるいは子育て環境などに基づいて国内で移住する方が増えているそうですが、その地域特有の文化や考え方を否定せずにその土地での生活に溶け込むための理解をする能力・努力が必要であるように思います。

まず、コミュニケーション能力に長けていることは大前提で、さらに地域活動への参加や特別な能力を地域のために活かす、移住前に何らかの関係を築いておくことなど、言い方を変えれば強い移住に対する意志の貫徹と自分で道を切り開いてい行く覚悟がなければ「よそ者(お客さま)扱い」されていると考えた方がよさそうです。その点では、瀬戸内海の周防大島では高額納税者が多く移住して地元に税収増という形で貢献できること、地元と移住者の間で徐々に信頼関係を構築していくなどの例が参考になりそうです。特に、行政の役割として公共サービス拡充より将来の貯えとして税収増分をプールしていきながら、移住者も地元の方も島のために何か役立ちたいという思いが実現できるような形を模索しているそうです。編集人も最終的にはしっかりと熟考したうえで単なる老後の移住以外の観点を含めて慎重に判断する予定です。