オフィス鴻

空港グランドスタッフ

2023年11月14日

この3年程、病気治療のため国内線(羽田空港)に搭乗することが増えました。航空業界と言えばパイロットやCAが花形の職業のように思われますが、航空関連のリサーチ・格付けを行っている英国のSKYTRAX(スカイトラックス)社による2023年度世界空港ランキングでは羽田空港が第3位、かつ卓越したスタッフサービス等の空港の品質基準評価項目で☆☆☆☆☆(5つ星)を獲得しています。これは、800にも上る空港環境のすべての最前線のエリアで顧客に並外れた基準の施設とスタッフサービスを提供している空港として表彰されたことを意味します。

また、 OAG (Official Aviation Guide)は定時運航率の高い航空会社として全日空(NH)が1位、日本航空が2位と発表しています。そこには各航空会社から委託(外注化)を受けたマーシャラー(誘導員)、グランドハンドリング(機体の押し出し等)、カウンタースタッフなどの空港グランドスタッフの存在が不可欠ですが、コロナ禍での減便、系列航空会社ごとに異なる作業手順、そして待遇の低さ(国土交通省資料では平均年収326万円)による離職者・人員不足が拍車をかけ、海外の航空会社便の受け入れができない地方空港も出てきています。

一方で、航空会社に限らず行き過ぎた外注費削減や法的規制、空港保安検査員不足、定時運航を陰で支える搭乗グランドスタッフの奮闘以外にも国家公務員である管制官不足も顕在化しており、観光立国を目指すにも海外からの多くの渡航者を受け入れられない現状から、国土交通省も規制緩和や作業車両の完全運転自動化(レベル4)など、やっと重い腰を上げたようです。