オフィス鴻

目標とする恩人

2023年02月22日

本社・現業での経験から経営そのものを学べる企業再生に携わりたいと思い、「知恵の引き出し(4)」でご紹介した京都大学法学部出身の方と一緒に仕事をする機会に恵まれ、その方とは今でも都度色々な刺激とアドバイスをいただいております。実際に部下として仕事した期間は2年弱ほどでしたが、その企業では執行役員営業企画部長兼運行部長を拝命しました。運行部長の職務は特別積合事業(路線便)の中で収益を最も大きく左右する重要なポジションで、また労働組合との接点も多く、プロパーとの軋轢(背面服従)や協力業者と配車担当の特殊な関係、そして自分の力量不足も相まって業績を思うように伸ばせすにおりました。

12月初旬の朝一番に本社管理職全員が集められ「明日の管理職賞与はゼロとする」旨の通知が社長から行われました。支給日前日の通知自体に非常に驚くとともに、これも企業再生の1つの姿であると再認識させられました。その日の夜、行きつけの床屋で髪の毛を全て剃りスキンヘッドにして貰いました。管理職の中には金銭的に困窮する社員もいたはずで、編集人は自分なりのケジメを付けただけでしたが、本社や事業所の従業員にも少なからず衝撃があったようで、すぐに全社に情報が伝わり当時50余りの事業所往訪で坊主頭を撫でに来る人もいたくらいです。

本題に戻りますが、「目標とする恩人」は複数の企業再生をファンドとして成功させた一方で、失敗経験があるとも伺いました。編集人はこの恩人から、チャレンジ精神、トラブルや失敗を他責にしない、相手の立場を尊重する勘所のようなものを学びました。編集人は「まだ甘ちゃん」なところも多く、残された時間の中で何か新しいことにチャレンジできたら幸せだなと思っています。

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