オフィス鴻

フィルムコミッション

2024年05月16日

アメリカやヨーロッパ諸国には、1960年代から映画ロケなどで一時的に道路等を封鎖して撮影ができるフィルム・コミッションという制度があります。フィルム・コミッションは、映像作品は撮影・上映の経済効果が期待されるため、地域活性化のため映像作品のロケーション撮影が円滑に進める支援団体として、映像等の制作者と地域社会との連携役として各種連絡・交渉などを行う調整係の役割を果たすそうです。文部科学省のHPには特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッションの資料が掲載されており、3原則(非営利活動・一元的撮影支援の窓口・表現の自由から作品内容は問わない)に基づき、撮影場所の使用申請、地元住民との調整、宿泊施設・警備会社・エキストラの手配など多岐にわたる業務を行っていて日本には400団体近くあると書かれていました。

いわゆる「聖地巡礼」に代表されるように、SNS等で発信されたロケ地には観光客が多く訪れることから地域経済のけん引役となることもあれば、逆にロケツーリズムによる地元住民の生活に支障が出たり、民家への無断進入などの課題を抱えることもあるようです。最近はバスケットボールのマンガにある江ノ島電鉄や、CMで使われた長崎にある島原鉄道大三東駅、タイ映画の舞台となった同じく長崎の祐徳稲荷神社などが人気のようですね。また、日本人の日常生活の一端に触れることでお互いの国の文化を理解することにも役立つように思います。

編集人が20歳代の頃は日本人が海外に行くときの定番ガイドとして、「地球の歩き方」や「るるぶ」などがありましたが正確性に欠ける(最新情報への更新が進んでいない)点もあり大凡の感覚で参考程度に使う方が多かったようですが、海外から日本に来る観光客は日本版グリーン・ブック(元々はアメリカで黒人への人種差別が強かったため、身を守るための旅行ガイド)や日本版ミシュラン・ガイドを参考にして、日本人にも殆ど知られていないような穴場を訪問することも多いそうです。