オフィス鴻

ガンとの向き合い方

2023年10月18日

悪性新生物(ガン)は、日本人の2人に1人が経験し、死亡原因の第1位(25%超)でもあります。一般的な保険適用治療以外にも、診察・入院・検査料金以外は全額自己負担となる自由診療た先端医療(光免疫療法)と言う選択肢もあります。また、がんの種類は多く、発生する部位(臓器)や進行度(レベルⅠ~Ⅳと言われるもの)、年齢(主に体力)などによって、主治医とインフォームド・コンセントという治療方針に関する説明と患者の同意の下で行われます。編集人の場合、大学病院で自己免疫疾患の治療中であり、また主治医への信頼度(こちらの質問に丁寧に応じて頂けた)が高いと思えたことから、生検の結果がんと診断されてから約半年(コロナ禍では早い部類)で外科療法である開腹全摘手術を受ける判断をしました。

他にも、再発・転移の可能性と生存率を考慮して、放射線治療は免疫疾患の関係から他臓器が影響を受けるリスク(現実的にその後の外科療法や放射線治療は難しい)が大きく、また抗がん剤治療は重篤な副作用の危険があり、ホルモン治療も進行度の面から選択しませんでした。また、ガン研究は以前から様々な機関で進められて治療法も確立されていますので、1つの目安として5年間再発しなければ完解を維持したと判断するそうです。しかし、自己免疫疾患はここ数年でその効果が明確な新薬開発などが飛躍的に進んだものの完解(根治)は難しく、まだ症状のコントロールや複数の治療方法を組み合わせる選択肢が増えた段階に過ぎません。残念ながら、術後1年でゼロだった腫瘍マーカーが陽性となり再発となりましたが、幸い転移先はまだ見つかっていないようで、少し寿命が延びたように感じています。

なお、ガンはNPO法人などを中心に様々な活動が行われていますが、そもそも患者数が極めて少ない神経免疫疾患(多くが難病に相当)では病気の原因(編集人は抗グルタミン酸受容体抗体)までたどり着けない患者さんも多いようです。そのため、今できること(ブログ・出版・コンサル支援など)を体調を鑑みながら無理せず行う日々を過ごしています。