オフィス鴻

コロナ禍での救急搬送要請

2023年04月29日

ある投稿記事に、コロナ疑いの知的障害者の救急搬送依頼を断ったことが差別的行為にあたると行政にクレームを入れた団体があると掲載されていました。編集人は投稿者の真意も事実関係もわかりませんが、昨年の第5波か第6波での出来事だったようです。ちなみに、編集人は入院治療中にオミクロン株に院内感染したため、2週間のコロナ隔離病棟生活を余儀なくされました。隔離病棟では、看護師は認知症の発症で意思疎通ができない、大声で叫び続ける、食事介護・排泄物処理が必要な患者と一般患者が同じ大部屋に隔離されていて、看護師の献身的な姿を目の当たりにしていましたが、決して全ての患者に十分なフォローができている状況には程遠いと感じました。

また、病棟内は2~3日前から複数のコロナ感染者が相次ぐクラスター状態で、重症化懸念の極めて高い(自己免疫疾患で血液浄化治療中、酸素吸入が必要なトリアージレベル)状態であっても、隔離病棟を新たに増やすため丸1日かかって移動するような状況でした。おそらく日本中でコロナ感染症疑い(医師の診察前)で救急搬送されても入院する病床も担当できる看護師もいないという逼迫した事情から、他医療機関や救急搬送依頼に於いても断わざるを得ないことが日常的な光景であったのだと思います。

編集人は、担当医の素早い治療(投薬・点滴・酸素吸入)を受けられたことで重症化こそ免れましたが、40℃超えの高熱は5日、呼吸困難は10日間ほど続きました。また、事前にコロナ罹患疑い時の対応を主治医に確認したのですが、救急要請は呼吸停止等の緊急時を除いて#7119の指示以外では行わず、まずは近隣の医療機関を受診してほしいとのことでした。そのことからも、各医療機関に於けるコロナ医療関係者や病床の不足は顕著で、救急搬送もいつ崩壊してもおかしくない状態だったのだと思います。