オフィス鴻

飲食店でのマナー

2024年05月28日

編集人は感染症・転倒事故防止のため最近は殆ど外出できず、新しいレストラン・外食産業を探す楽しみが減ってしましました。その一方で、一部の観光地(ニセコ・築地場外など)では、これまで日本人の一般的な感覚とかけ離れた高価格設定をした飲食店等にも多数の観光客が来訪しているそうです。今から20~30年前の銀座の有名寿司店も半分は海外の方で、出された料理を頻繁にカメラに収めていた光景を彷彿とさせます。最近では様々なSNS等で膨大な情報(特に料理の写真)が気軽に手に入れられますから、飲食店側もトレンドの変化の速さに対応するように料理やサービスそのもののあり方も変わってきているようです。

また、本来ならば飲食店の経営スタイルに合わせた客層が中心で商売が成り立っていたように感じますが、客層・雰囲気・価格・マナー・常識などの垣根が低くなってきたように感じます。もちろん、ビジネスが大前提ですから新たな業態が入れ代わり立ち代わり誕生していくことは当然の成り行きとしても、消費者動向の多様化、コストパフォーマンス重視など、時代に求められる満足度も大きく変化していくことでしょう。ただし、利用者側が留意しておくべき点として、単品オーダーでの長時間利用、アルコールをメインとした業態(バーなど)でバーテンダーが精魂込めて最もおいしいタイミングで提供してくれるショート・カクテルなどに口をつけずに画像だけアップして帰るなど、サービス提供側の気持ちを汲み取れるような心も持ち合わせて欲しいと感じます。

また、編集人宅ではある程度格式のある飲食店・料理をメインとした宿泊施設等を利用する際には、ネットでWeb予約したあとにメールや直接電話にてリクエスト等を伝えてお互い齟齬のないようにしています。例えば、利用用途が接待なのかお祝い事なのか、想定予算(特にワインなどは高額になる場合があります)はいくらくらいなのか、アレルギーや食材の好みなどを事前に伝えておくことで、飲食店側も可能な範囲で対応してくれることが多いですね。