オフィス鴻

美容室の倒産

2025年06月30日

以前このコラムで美容師希望者が減少していることに触れました。編集人は理容店のオーナーの厚意で送り迎えして頂くことがあります。その車中で色々な話を伺うのですが、人手不足だけでなく水道光熱費、家賃、資材の値上げ等で経営が大変だと言っておられました。編集人の場合はいつ入院するのかわからないため、1ヶ月に1度のペースで髪の毛を少し短めに整えていただいています。そしてアディショナルメニュー(頭皮のクレンジング)をお願いすることで少しでも経営的にプラスになるように努めています。しかしそのような努力を超える人件費・物価上昇のため、ついに割引チケット(10回くらい行くと500円割引)の内容・基準を引き下げていました。

昔ながらの理容室は殆ど見かけなくなりましたが、新規開業の理容室は増えているようでやはり一国一城の主になることは一つの目標なのかもしれません。編集人の子供もあるサイトから今まで行ったことのない美容室のクーポン(大体2~3千円)を利用して安くすませているようです。一時期流行した1,000円カットも現在は1,300円程度まで値上げしているようですから、可処分所得が増えない中で料金の値上をしていかざるを得ない状況のように思えます。編集人は1回の理髪で6~7千円の料金(平均は4,000円弱と言われています)になりますが、その後気持ちよく過ごせる期間が長いことを考えると、現役時代とは異なるとはいえやはり身だしなみの1つとして理髪店を活用することにしています。

ある信用調査機関の調査によれば理美容室の倒産・廃業も増えてきており、人口減少や新価格帯の登場などでさらに経営環境が厳しくなっていくように思われます。どのビジネスでも同じことなのですが、プラスアルファのサービス対価は利益率も高いため積極的に取り入れることが重要だと考えています。編集人は平成30年間の賃金停滞時期に現役生活を送りましたが、運良くほぼ毎年昇給・昇格のチャンスに恵まれたお陰で様々な経験ができたことは本当にラッキーでした。