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アンホルトイプソス指数

2026年01月07日

「アンホルトイプソス 国家ブランド指数(NBI)」は、1985年にフランスで設立されたイプソス社と国家イメージ分野における世界的権威であるサイモン・アンホルト氏が共同で実施している国家ブランド力を評価するグローバル調査です。2008年からは世界60か国を対象に、輸出・ガバナンス・文化・人材・観光・移住と投資の6カテゴリーに関する認識調査を基に国家のブランド力の測定結果を発表しています。急速に世界情勢が変化している中で、意思決定に必要な信頼できる情報をSecurity(安全)・Simple(シンプル)・Speed(スピード)・Substance(意味ある内容)に則り行動するとされています。

因みに日本は2023年度で同1位となり、以下ドイツ・カナダ・イギリス・イタリア・アメリカ・スイス・フランス・オーストラリア・スウェーデンとなっています。日本の順位は軒並み向上していて、6カテゴリーすべてにおいてトップ10入りを果たしています。特に輸出カテゴリー(製品の信頼性・経済的リーダー・国家の異質性)において引き続き強さを見せ、 人材・観光カテゴリーでも高い評価を得たことが、2023年度のの首位獲得に影響を及ぼしたと考えられています。それまではドイツが6年連続で首位を獲得していましたから、西欧諸国との関連性と読み取ることもできます。

なおサイモン・アンホルト氏は、「日本が地球上で最も称賛される国になっているという事実は、ドイツと米国を除けばこのポジションに到達した最初の国であり、世界のソフトパワーバランスが目の前で変化していることを裏付けています。」と述べています。またイプソス株式会社代表取締役社長内田俊一氏は、「日本製品に対する海外からの信頼や評価は依然として高いことが分かります。そこに食や伝統文化など『他では体験できないものが体験できる』という観光地としての魅力が加わり、世界でもっとも評価されるに至ったのだと考えます。」と述べており、訪日客増加とも無関係ではないでしょう。