ウェルビーイング
2024年02月09日
世界保健機関(WHO)憲章には、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあること(Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.)」とされ、日本では働き方改革関連法制定やSDG’sなどの観点から注目度が高まっており、特に労働時間、公正処遇などの面を中心に労働関連法規見直しや企業内制度整備が進められています。しかし、個人単位の幸福度を示す共通指標はなく、人それぞれがどのように感じるかによって、幸福度の違いとして評価されるものであると考えています。
最も評価尺度として多くの人に共通していそうなのが、金銭と人間関係に関わる幸福感かも知れません。編集人はごく一般的な家庭環境で親に育ててもらったと思っていたためか、他人の家庭との比較にはあまり興味がありませんでした。もちろん、高級車や豪邸を見れば「凄いな」とは思いましたが、それ以上の感覚は殆ど抱くことはなく、欲しいものがあれば短期間のアルバイトをして手に入れる程度だったでしょうか。また、結婚後も妻との約束(年2回の海外旅行、子育てなど)を実践するために仕事に打ち込んできましたが、全てが満たされた状態とは決して言えず、特に健康面では苦労しながら現在に至っています。
そのような状態でも、最も顕著に幸せを感じられることの1つに、離婚や家庭内別居に至るような大きな夫婦喧嘩をしたことがないことが挙げられます。もちろん多少の口喧嘩程度は何度かしましたが、概ね年2回は先述の旅行計画(だいたい3ヶ月前から準備に入ります)を立てることになり、目的地・予算・過ごし方などお互いに話し合える環境が自然とできることと、そこに多少の金銭的余裕があったおかげだと思っています。これからも心のしあわせ(幸福)を大切にしていきたいと思います。