オフィス鴻

スポット・コンサル

2024年09月20日

昨年8月から主治医の許可を得て、就業時間や通勤等に対する制限付き就業許可を頂きました。当初は、これまでの経歴(経営管理・企画、人事戦略、CLO(最高ロジスティクス責任者)、新規事業立ち上げ等)が少しでも役に立てる企業があればと転職エージェントに登録しましたが、やはりフルタイム勤務が基本であることと通勤問題がネックとなり未だ就社には至っておりません。しかし、最近は少し働き方の流れが変わってきているように感じます。その理由は2点あり、最近の賃上げムードと無関係ではなさそうです。

まず1点目は、若手・中堅層の中で役職や処遇UPを目的として転職しても当該企業の理念・風土・人間関係等と合わないと本人が感じれば、短期間で離職する傾向が高くなっていることです。その原因として挙げられるのは、転職エージェントが乱立しており紹介報酬を得るために再現性や将来性が低くても応募させてしまう傾向があることです。そのため人気のあるITやベンチャー系、コンサル系採用企業側も採用基準を引き上げて自社にあわない人材を無理してまで採用しないこと、受託した業務をこなすために最低限のレベルがあれば一旦採用はするものの、本人の希望とは程遠いキャリア形成になるような、新たなブラック企業的要素が加わっていることです。

つぎに2点目は、60歳(定年)を過ぎたら仮に再雇用・転職しても年収ダウンでモチベーションが上がらない傾向がある一方で、それまでの仕事経験が活かせる新たな就業形態が増えていることです。編集人もSNS発信がきっかけで国内外の企業から月数回短時間のコンサルを依頼されるようになりましたが、日本のマーケットや事業性の将来予測に関する専門性の高いものが多く、報酬も1時間当たり数万円が提示され同じクライアントから再度オファーがくることも多くあります。守秘義務の関係で詳細には触れませんが、難病治療に専念しながらも常に最新の情報収集・分析・企画立案してきた結果が奏効したのだと感じています。