オフィス鴻

ポリカーボネット

2026年03月04日

プラスティックと言えば、一般的に透明で壊れやすいものだと言う先入観が編集人にはあります。そのようなプラスティックにポリカーボネットと呼ばれる、軽く透明で衝撃性に優れていてガラスや金属と同じような性質を持っている素材があるそうです。この素材は二酸化炭素から製造する研究も進められているとのことで、まさに常識を覆すようなプラスティックとも言えるでしょう。今は自動車などの一部パーツにも活用できるとされていますが、価格面等からまだ実用化には至っていないそうです。それでも二酸化炭素から作る技術というのは、その分子特性によるものなのでしょう。

実証実験を行っている茨城県神栖市にある三菱ガス化学鹿島工場(個人的には非常に思い入れのある企業です)の映像を拝見しましたが、主原料はビスフェノールAという粒子状物質であるとのことです。工場内ではこのポリカーボネットはペレット状に加工されるそうですが、熱によって簡単に変形することができることが特徴だそうです。そして意外なことに機動隊などが透明の盾として使う原料でもあるとのことで、先述の通り衝撃に非常に強いことがあげられるそうです。日本では機動隊が警備に当たる場面を見ることは非常に稀ですが、隊員の命を守る重要な働きをしているのです。

その他に透明で衝撃に強い特性は他のプラスティックには殆ど見られないそうで、恐らくガラスに代わるような使われ方をすることが想定されます。そのように考えると、身近なところではスマホのパーツなどにも使われている汎用性の高い製品とも言えるでしょう。ただし一方で耐用性に弱いこと、紫外線に弱いことが弱点だと言います。そのため用途に応じて様々な添加剤を加えることで弱点を補うことはもちろんのこと、環境に優しい点が表羽化が高い理由でしょう。一見すれば金属塗装しているようにも思われますが、今後の主力商品になるであろうと感じています。