人生の苦労と共通点
2025年09月17日
様々な苦労を重ねてこられた方に共通することとして、レジリエンス(逆境力;心が簡単に折れずに何度でも立ち上がれる力)が強いことが挙げられます。その内容は受験勉強であったり、仕事上の出来事であったりするのですが、本当に成功する人の共通項として大きな挫折を経験していることが多いとの見方もあるのです。今は報いられていないことだと感じていても、いつかは成功に繋がる経験だとすれば未来で成功するための準備とも言えるでしょう。その実例として自分が経験した苦しさは、他人の痛みを感じられることで他人への優しさとして伝播すると考えています。
編集人も人事管掌として様々な従業員と話をしてきた時期がありました。その中でちょっとした違和感を覚えた時には、そっと声掛けするように努めていました。実際に他部署の従業員に声掛けした翌日に自殺未遂したことがあり、ある種の後悔とともに命が救われたことに対して安堵を感じたのを覚えています。このような経験から出来る範囲で他者に寄り添うことが非常に大切だと思うようになったのですが、本当にそれでよかったのかは今でも判りません。しかし孤独に苛まされるよりも、何らかの他者との接点があれば再び前を向いて進む力になったり、自分自身を客観的に見られるようになると思うのです。
もう1つ感じたことは、あまり周囲の目を気にしないで生きていくことの大切さです。自分が思うほど他人は自分のことを気にかけていないでしょうから、自分自身が納得できるような軸を持っていれば他人と比較することの意味は大きくないと考えています。ただ自分の信じた道を歩くことは他者から否定されることも多いですから、時には自分自身に優しくすることも必要でしょう。ただ世の中には他人の成功を妬む方もいますので、あまり自分を責め過ぎないことも生きていくうえでの知恵でしょう。特に失敗したときなどは落ち込みますが、編集人は結果として人生に満足できれば幸せだと考えるようにしています。