オフィス鴻

企業清算人の役割

2026年03月01日

清算人とは会社が解散した後に清算業務を行う人のことで、通常は弁護士などが務めることが殆どです。編集人はとある事情があって社長指示で設立した企業を開催居させる時に、自ら進んで代表清算人を引き受け官報に公示しました。元々利益が上がるとして外部から招聘された幹部級社員が持ち込んだ企画でしたが、編集人は設立前から採算性を疑問視して社長に上申していました。結果的に3年間で単年度黒字化が出来ない場合には会社清算することで取締役に就任したのですが、案の定赤字が続いたため残余持参分配等を含めた社内手続きを殆ど1人でこなした経験があります。

ここでなぜ弁護士に依頼しなかったのかと言えば、まずは費用が発生することが挙げられます。会社設立時に司法書士等に費用を払っている訳で、赤字を想定していた企業でしたからさらに清算時に追加費用を支払う必要性を感じなかったからに過ぎません。もう1つは一度自分で会社清算業務を経験してみたいと考えていたことがあり、結果的に非常にたくさんの勉強ができるとなりました。これはあくまで編集人の持論に過ぎませんが、「人材は育てるものではなく、やる気のある人材は勝手に伸びていくもの」という考え方があり、換言すれば失敗を成功の源に変えることを指しています。

実際に清算業務を行ってみたら残余財産を会社更生法第72条に近い形で、資本金比率等に応じた分配を行うことは素人には簡単ではありませんでした。結果として合弁相手方企業と契約書を作成してから約3か月ほどで全ての業務を終了することが出来た時は、安堵感とともに充実感がありました。編集人が大切だと思っていることの1つに、例え失敗してもそれまで辿ってきた経緯が正しければ命まで失うことはないと言う考えがあります。「失敗は成功の種」という言葉がある通り、常に失敗を恐れていると自分自身を成長させていくことの障害になると考えていますね。