定年後の価値観
2025年02月20日
日本の大手企業に限らず、ほぼ100%の企業で定年制(60歳以上)が採用されています。また、定年前であっても役職定年制によって50歳代半ばで年収が大きく下がるものの、仕事内容は殆ど変わらず、定年再雇用後も更に年収が下がり、かつての部下が上司になっていることも多いと言います。ただ、最近では人手不足から定年再雇用者の処遇は少しずつ改善されているようで、高い成果を挙げる従業員には従前より少し低い程度の年収を提示する企業も出てきました。しかし、ある程度の規模がある企業では、人手不足とは言え処遇に不満を持って辞めたとしても組織は廻っていくこともまた事実です。つまり、あなたの代わりは他にもいると考えるべきでしょう。
実際、編集人も人事部門を管掌をしていた時期があり、給料が下がらない従業員には「自学習の習慣」があることに気付きました。そのため、何度か人事制度改定を経験してきましたが、生活給と成果給を上手く組み合わせること、および新たなキャリア形成に向かって努力している従業員は他部署からの引き合いがあることなどから、あくまでも従業員個人の価値観と努力次第では減収を最小限に抑えられる従業員がいることも事実なのです。実際には、ひいき目があったり不条理とも思える人事に不満を募らせる従業員もいますが、無理に完璧・我慢を求めずに 笑顔でのあいさつをするなど簡単なことから始めて心の負担を軽くするように行動することで、競争原理より精神的価値観が上回る(誰かの役にたちたい、人間関係が良くなるなど)ことも自分を守る武器になると考えています。
もう1点は、もし定年後の生活に不安を感じるならば、少しずつ生活水準をコンパクトにしていく方法があります。例えば、外食回数を減らす、被服費・交際費を減らす、住宅ローンを完済しておくことなどで、徐々に給料に対するストレス耐性をつけることもできます。大切なのは、いきなり生活水準を下げることは逆にストレスの原因となるので、「少しずつ」慣らしていくことだと思います。