接客・接遇のプロ
2023年11月07日
最近、外食する機会が徐々に増えてきました。原則ひとりごはんが殆どですが、家族や友人との食事、仕事(今はしていませんが)上のお付き合いなど、そのシチュエーションに共通すする行動基準があります。編集人も、若かりし頃(30歳くらい)はナイト接客業の方に沢山教えていただきました。特に仕事でご一緒になる時は、商談内容にも影響しますし、その後の人間関係構築にとって大切な機会ですから、相手に「この人なら仕事を任せられる」と思って頂けたらその時点で最高の成果を得たことになるでしょう。
また、自分は正しい所作だと思っていても、実は間違っていることもあります。例えば着席順や位置、箸の使い方、手皿(手を添える)、下膳時の食器、グラスでの乾杯など、特に高いクラス(格式とまではいいませんが)になればネット普及前は自腹で下調べしたものです。以前は、会社の接待等で高級店で同席させてくれ、お客さまをお見送りした後にマナー等へのアドバイスしてくれる上司が少なからずいて一種のOJTをしてくれました(中には自分が飲み食いしたいだけの方もいました)。なお、日本では声を出してお店のスタッフを呼ぶ方がいますが、目線を合わせるだけでもスタッフは食事の進み具合など良く見ているので適切なサーブをしてくれます。編集人もお店次第では声を出さずに手で合図することがありますが、アメリカなどではNG行動だと言われています。
「より優れた接客・接遇」を心掛けているスタッフがいるお店には、自然と足を運ぶ頻度が増えますね。つまり、言葉や目線、仕草、話の間などを通じて相手に好感をお届けできる接客とは、お客さまから感謝の気持ち(ありがとう、楽しかった、また来たいねなど)として相手の心に響いたことが言葉や再訪という形でて返ってくるように感じます。節度と良識を兼ね備えた飲食店スタッフは本当のサービスのプロであり、客の立場でお店と良い関係を作るには第一印象にも気を配りたいものです。