オフィス鴻

資格の活かし方

2025年11月22日

一般的に資格取得する理由として挙げられるのは、大まかに次の3つだと言われています。1つめは特定の職業(弁護士・医師など)に就くために資格取得が必須の場合です。2つめは企業内勤務者の場合で資格取得が昇進・昇格条件となっている場合です。そして3つめは将来的なキャリアプランや副業、独立などを考えている場合です。いずれのケースに於いても資格を取得することが目的になっているのだとすれば、単なる資格マニアの域を出ることはありません。つまりその資格を使ってどのようにビジネスに結び付けるのかを考えなければ、資格の価値を十分にを活用できていないことになります。

実際に起業すると資格はあくまでも顧客が判断する際の選択基準であり、自分自身が顧客に対してどのようなサービス価値を提供できるのかでビジネスを軌道化する大きなファクターであることに気付かされます。その際に考えておくことは、ビジネスに絶対的な成功法則など存在しないと言う当たり前の現実です。もし必ず成功する方法を実践すれば誰もがビジネスで大成功できる訳ですから、資格そのものよりも顧客との関係づくりを主眼に置くことが大切だと考えています。その際に自分が出来ること、得意なことなどをサービスメニュー化(商品化)しておけば、顧客との接点が見つかります。

編集人は経営アドバイスを行ってきた企業経営者に、「最初は小さくても良いから取引口座を開設すること」と「料金相場は参考程度にすること」の重要性を伝えてきました。特に料金については顧客がどうしても発注しなければならない差し迫った状態でない限りは、固定費を除いた変動費(人件費・交通費)での見積もり作成をお勧めしています。ただしこの料金を未来永劫続けていたならばビジネスにはならない(赤字確定案件)ため、他者への紹介を含めた何かしらのご褒美(見返り)をお願いすることになります。特に人脈紹介はその後の営業活動に大きくプラスすると感じています。