オフィス鴻

ふるさと副業

2025年05月04日

地方にある優良中小企業がSNSを活用して比較的短期間の副業(一種のコンサルタント的なアドバイス)をする方を公募することが増えてきました。実際に編集人も難病治療による入院時期の関係上、原則として3ヶ月以内の案件であれば協業することにしています。その副業専用サイトも複数立ち上がっており、リクルート系のサンカクなどには面白そうな案件が結構掲載されています。殆どが地域産業の活性化に繋がる人材を週1日程度から採用しているそうで、転職とは異なり人件費が大きな固定費とならない点や、地域課題の解決にこれまでになかった知見を取り入れられることが目的だそうです。

実際に案件によっては数百人単位の応募者が殺到することもあるそうで、応募動機も金銭価値より社会的意義やキャリアアップなどがメインだと言います。また単なるコンサルティングファームとは異なり、一緒に並走してくれる人材・チームワークとリーダーシップのある人材が適任だと言われており、編集人が進めている親族会社の経営方針とも相通じるところがあります。当然、採用人材も若手・中堅・ベテランと幅広いのが特徴で、新卒採用をしなくてもパズルのように適材適所を埋めてくれるならばその企業にとって大きな戦力となるところでしょう。編集人も中堅企業等のアドバイザーを兼務していますが、最も苦労するのは後継人材の育成です。そのため、敢えて2パターンの名刺を作り「アグリゲーター(社名無し)」「CEO兼COO(社名有り)」としてクライアントの要望を満たせるようなビジネススキームを創造するようにしています。

ただ大きな壁となるのが「人間力」が高いことだと感じています。例えばオンラインでの打合せでも「まずは聞く姿勢」がとても大切なこと、「相手の意見を否定せずに自ら新しい発想を生み出すサポート」ができること、短時間で「創造力のある資料を作成する」ことが必要スキルだと考えています。もし、単なる副業であれば時間の切り売りに過ぎないことを認識できれば更に良いでしょう。