ブルシット・ジョブ(2)
2025年02月15日
プルシット・ジョブ(どうでもいい仕事のこと)とは、労働者は自分の役割が自分の知っているほど無意味でも有害でもないふりをしている労働と言われています。読者が企業勤めをしていれば「いったいあの人の業務は何?」と思うことがあるでしょう。しかし、一旦トラブルが起きると、その方が作成・蓄積していた資料が大いに役立つことがあります。これは「プルシット・ジョブ」ではなく、業務フロー上のリスク管理に該当していると業務だと考えています。ただ、勘違いしがちなのはその線引きにあり、生産性だけでは測れない定性的かつ定量面をも兼ね備えたものである必要があることです。
単に時間つぶしのために机に向かってで仕事しるだけならば、まさにプルシット・ジョブ(どうでもいい仕事のこと)であると考えています。編集人の場合もライン役職者がまったく把握していない仕事(もちろん詳細は知りません)を経営者直轄で行っていましたから、他者から見れば何をしているのかわからなかったことでしょう。言葉は適切でないかも知れませんが、企業グループ内では先般の三菱UFJ銀行のように性善説で管理すると、どこかの時点で不正行為が発覚することがあります。そのため、編集人が当該事業所に向かうときは必ず1~2年程度の時系列決算データ(月次)を確認した上で、さらに組織図を読み込んでから出向いていました。
中には確実な証拠がありながら絶対に不正行為を認めない経営陣もおりましたが、組織図から遡っていくと必ずどこかの段階で矛盾がでてきます。結果的に最終ジャッジはトップ(HD社長)に仰ぎましたが、降格・人事異動および業務改善は行われましたから、その時点で編集人のミッションは完了となりました。ただ、この段階では様々な問題が起きますが、「罪を憎んで、人を憎まず」だけでは本当の意味での解決とはならず、業務改善とチェック機能の織り込み方次第でその後の企業のあり方が決まると考えています。