オフィス鴻

無意味な仕事

2025年04月02日

このコラムでもプルシットジョブとして取り上げましたが、本日はDXと関連して日本企業で多い「無意味な仕事」を考察してみました。日本は欧米諸国に比べて生産性が低いと言われていますが、まずは目的が明確でない業務を洗い出し、結果が伴わないと判断した場合には勇気をもって組織改編を含めた生産性向上策を検討する方が、日本型経営には向いているように感じます。編集人は40年近く企業組織の中で働いてきましたが、配属先が殆ど企画部門であり、それまで当該企業で行われていなかった創造力を必要とする仕事に就けたことに感謝しています。しかし、生活給を増やすために時間外労働を目一杯する従業員は、殆どがコアタイムの生産性が低くなる原因を自分で創り出している事実も目の当たりにしていました。

その上で顧客に喜んで頂ける仕事をすることは所属企業の収益を増やすことであり、組織・従業員ともに創造的業務にならないのか検討を重ねてきた経緯があります。その中で、「一見ムダなように見える仕事」でも目線を変えれば顧客のためになるものを間違って切り捨てない眼力が必要だと感じていました。DX導入が盛んな昨今ですが、大元を辿ればどの業務にも生産性を上げると言う視点で取り組めば、立派なDXと言えると考えています。例えば請求書を自動発行するシステムがありますが、仮にシステム導入しなくても当該業務に係る工数(時間)が減少出来れば良いことであり、問題はその効率化によって産み出された時間をどのように活用するのかが重要だと言うことです。

編集人が行ってきたタイムマネジメントの1つに、年間・月間・週間・日単位での業務の書き出しがあります。最初に部員に書いてもらい、その後業務実態と照らし合わせることで施策が打てます。ただし、この書き出し作業は1~2日で終わらせ、1年間を通じて適宜修正しなければ、書き出し作業そのものが無意味な時間(仕事)となるからです。少なくとも1部署を管轄するマネージャーなら当然のスキルだと考えています。