オフィス鴻

相手を理解すること

2025年01月24日

様々な書籍・講演等で有識者や経営者による「リーダーのあり方」を学ぶことが出来ます。もちろん、時代も企業も異なりますから全て真似をしても上手くいくことはありません。大切なのは、その中から自分自身や企業文化にあった方法を探し出し、実践することだと考えています。もう少し具体的に表現すると、書籍・講演等はインプットの場であり自分なりの解釈を加えてアウトプットしていくことで、初めて自分の財産になると言うことです。よく「金言集」なるものがありますが、哲学的なものだと解釈することすら難しいと感じています。編集人は偶々幸運に恵まれたことで、このインプット・アウトプットを実践する機会が多くありました。

結論的に言えば「生まれ・育ち・家庭環境」といった人生経験が大きく影響してくると考えています。特に、「部員に嫌われても正しいことを実行する」「相手の感情の起伏を理解する」「数値や事実(ファクト)に関する感度を高めておく」こと、つまり利他の精神を持ち合わせることが非常に役に立ったと思います。実際に殆どの企業では企業理念(経営理念)が作られていますが、これを理解できればその企業内での立ち位置が自ずと変化するものだと考えています。特に、自分と相性の合わない上司との仕事は嫌なものが多く、その時には第三者(弁護士・公認会計士・コンサルタントなど)の意見を参考にしながら、常に謙虚さを忘れない(最悪は指示すら守らないこと)ように心がけていました。

仕事以外の面でも、自分が知らないことは上司・部下・ライバル・第三者等に積極的に助言を仰ぎ理解するように努めています。例えば一般的な新入社員研修では挨拶・名刺交換・文章化(これが出来ない方が多い)などを学びますが、実践に出てしまえば誰もが学んできたことであり、差別化や印象を強く残すことは難しいでしょう。そこで編集人が役に立つと考えていたのが飲食の場です。接待の場やランチをご一緒する時に相手のことを考える習慣が、その後のビジネスにプラスになるでしょう。