確定申告2
2025年04月05日
今年も確定申告の時期が終了しました。編集人はe-TAXを利用していますが、以前は専用のICカードリーダーを購入する必要があり5,000円の税額控除とは見合わなかったので使用はしていませんでした。全体の60%程が還付申請と言われており、1月15日前後に当該年度用の申請書式がアップデートされたら、その時点で還付申告を行うことが出来ます。しかし、少々使い勝手が悪いものの以前のように必要書類(領収書など)を一緒に送付する手間が減ったことは評価に値するでしょう。
このシステムや提出書類等の改定は一般企業でも頻繁に行われます。しかし多くの場合、要件定義が甘くどこかにバグが出ることがあります。その原因として考えられるのは、サンプリングが網羅的に十分な域に達していないことに起因することが多いように感じられます。逆に全て同じ仕組みで動いている企業は少数派であり、編集人はシステム構築の際には敢えて間違った入力をしたり、不正ができないか必ず自分の眼で確かめるのを習慣化していました。そのためには原則すべての取引形態を把握しておく必要があり、コストとの見合いもありますが最大公約数のシステム構成としながら、イレギュラー業務には外付けできるようなインターフェースを設けていました。ここで重要なことは、全てを完璧に作り込んでいない段階で様々なフィルターを通しながら検証作業を行うことです。実稼働を前にして複数のシステムを一定期間並行稼働させてバグを拾い上げ修正するのが一般的ですが、この段階で大きな改修を行うことは非常に大きなリスクとなります。編集人が難病治療のため引き継いだシステム構築も、後任者が引継ぎ通り行わなかったため決定的なバグ修正に1年以上要したと聞いています。
さて、確定申告の話に戻りますが、編集人が1度失敗したのは会計年度を跨いで退職金が振り込まれた時の還付申請です。原因は書類不備で、1月20日に申請したのに全く還付書類が届かず、税務官に直接電話してやっと解決しました。