移動時間を宝箱に変える
2023年04月17日
編集人は、海外はビジネスクラス、国内は旅客機プレミアム席、新幹線はグリーン車を全て自己負担で利用します。もし贅沢や生意気だなと感じる方がいれば、遠慮なく読み飛ばしてください。出張時の帰路はPC(以前は普通車にWiFiや電源タップはなかった)で業務報告書を仕上げる習慣が身につたこと、プレミアム料金を支払う方を拝見すると、所作や服装など参考にできることも多く、生活スタイルにあったレベルアップも含めて自分磨きには最適な環境でした。
また、出張申請書には具体的な往訪目的を記載しておき、翌日朝一番で報告書を提出していたため、企業の経営課題について上長や経営者からより詳細な調査・報告指示や質問が度々きました。重要なことは膨大な報告書作成ではなく、経営者や上長が知りたい情報(正確性がポイントです)を可能な限り整理した上で、現状・原因・対策を含めA4用紙2~3枚以内に自分の意見をまとめて提出することです。特に新大阪~東京間の約2.5時間は、宝箱に入っているような時間でした。
また、2000年に社内研修プログラムでアメリカの中間流通業を視察する機会に恵まれました。当時の参加費は100万円弱とかなり高額で、名だたる大手企業の上級管理職・幹部候補生や、中間流通事業の後継者など約30人ほどが参加していまいた。後述で恩師と慕う野澤建次先生に初めてお会いしたのもこの時で、毎晩食事に誘ってくださり、たくさんのことを教えて頂き、その後ホテルに戻り毎晩夜中まで視察報告書作成に没頭していました。これらをどのように活用すべきかの検討は大変な作業でしたが、現在でも仕事に応用できる経験・スキルが身に付いた貴重な機会だったと感謝しています。