経験値の積み重ね
2023年09月05日
編集人は、たくさんの失敗経験をして、精神的に落ち込むことが何度もありました。そのたびに、恥ずかしさ、プライド、理不尽・不条理などに対して、自分なりの解決方法を探し、知恵として蓄積してきました。苦しい経験の時ほど振り返り(自省)と逃げずに最後までやり遂げることが、その後の達成感を生み出す経験値の基礎(土台)になると思っています。失敗したくないのは皆同じであり、その後再び挑戦する時には、先を読み、段取りを踏みながら考えを行動に移してこそ、失敗を評価される経験値へと昇華(sublimation)させられる方法だと感じます。
例えば、仕事上の失敗なら同じ間違いを何度も繰り返さないこと、関係性のあまり良くない相手(嫉妬、やっかみなど)に対しては陰口を言わず何か褒める点を探して伝えること、給与・賞与への不満は他人との比較より年収を時給換算した場合のコストパフォーマンスとして考えてみることなどです。言い換えれば、相手の反応は自分自身の行動を映す鏡のようなものであり、相手のことを感覚的なもので良いので素直に評価できるようになれば、他人の失敗さえも学びの材料として成功体験へと積み重ねていくことができます。また、相手の話(特に不満や自慢)の腰を折らずに最後まで聞き、相手が受け入れやすいタイミングを見計らって自分の考えを正確に伝える技量があれば、協調性、慎重さ、忍耐力なども自然と積み重ねられていくと考えています。
最後に、もしあなたが上級管理職ならば、上記に加えて経営者目線で物事を考えること、部員の成長を信じること、職場の雰囲気をコントロールすること、そして意見の違いはあれども企業・経営者・従業員のロイヤリティを大切にした行動をとることで、結果的に自分自身の成長へとつながると信じています。